鍼灸と気

鍼灸と気

鍼灸において、気(「き」と読みます)は身体の中に流れるエネルギーのことを指します。
一方、気は東洋医学において、身体の中に流れるエネルギーのことを指します。気は身体の中で働き、血液やリンパ液とともに体内を循環し、生命活動を維持します。気の不足や滞りがあると、身体の不調や病気につながるとされています。

鍼灸においては、気を整えることで身体のバランスを整え、病気や不調を改善すると考えられています。また、気は身体だけでなく、心や精神にも影響を与えるとされており、鍼灸治療によって心身共にリラックスし、ストレスや不安を軽減することも期待されます。

ただし、気や経絡は科学的には証明されておらず、鍼灸治療の効果についても、個人差が大きいため、医療行為としての根拠については、現在も研究が進められています。鍼灸師は、個々の患者さんに合わせた刺激の強さや刺激の場所などを調整しながら治療を行い、効果的な治療を提供することが求められます。